収穫できる庭に憧れて
ハーブとか、薬味とか、ちょっとしたものを庭やバルコニーで摘んで料理に使ったりハーブティーに利用できると、食生活がとても便利で豊かになる。
我が家の庭は南側が山に面しており日当たりがあまり良くない。とはいえ夏の間は太陽が高くのぼることもあり日の当たる時間も増えるし、何より日陰でも雑草が伸び放題になることを思うと、多少日当たりが悪かろうと育つ種は育つことがよくわかる。
さて、隣接する山と調和するように雑木の庭に作庭してもらった、株立ちの落葉樹と宿根草が中心の我が家の庭だが、しばらく生活しているとやっぱり収穫できる実用的な庭がよかったと思えてきた。
庭の一部にレイズドベッドを設けて家庭菜園を楽しむのはひそかな夢だ。
また、実家にはアプローチにブルーベリーの木が数本植わっているのだが、大した世話もせずシーズン中は毎朝採れたてのブルーベリーを食べられるのがうらやましい。
地植えが良いかプランターが良いか
究極の面倒くさがりなので、結論としては地植え派だ。
地植えのメリットとしては
- 水やりがほとんど不要
- 土を足さなくてよい
- プランターや鉢を買わなくて良い
- 肥料も鉢植えに比べるとほとんど不要
ということが挙げられる。
逆にデメリットは
- 季節によって場所を自由に移動させられない
- いつのまにか雑草に負けて消失していることがある
などだろうか。
これまで植えた苗
面倒くさがりのガーデナーなので種から育てることは毛頭考えず、すべて苗ものを植えている。ズボラガーデナーに向いているもの、向かなかったもの、失敗に終わったものもある。
イタリアンパセリ
今年の3月に植えた。すでに少量収穫しながら順調に生育中。
イタリアンパセリは、ローズマリーと並ぶ我が家にはなくてはならないハーブだ。これまで実家のプランターから頻繁に収穫させてもらっていたが、ついに自宅にも植えることにした。普通のカールしたパセリよりも洗いやすいところも気に入っている。
ないときはドライパセリで代用するが、香りが全く違う。きのこのマリネ、たこのマリネ、ミートボールのトマト煮込み、キャロットラペ、なんでもイタリアンパセリをかける。
クレソン
今年の3月に植えた。順調に生育中。クレソンは山林の水辺で自生しているので、あえてコウチワハカエデの株元に植えた。今はカエデは落葉中だが5月には新緑になり木漏れ日ぐらいの半日陰になる予定だ。
肉料理の付け合わせとして名脇役なクレソンだが、スーパーで買うと結構高いのでたくさん収穫できるとありがたい。
レモンバーベナ
今年の3月に植えた。小さすぎてとても心配だ。しかも、名札がないので埋もれる可能性大。レモンバーベナの香りが大好きで、ミントと合わせてフレッシュハーブティーを楽しみたい。根付いてくれることを願う。
タイム
今年の3月に植えた。同じくものすごく小さい苗だけど大丈夫だろうか。
料理の香りづけに活躍してくれると期待している。
ローズマリー
今年の2月に植えて週に1度程度収穫しながら現在2倍くらいの大きさに順調に育っている。
ベイクドポテトに使ったり、肉や魚のマリネ液に使ったり、本当に重宝するハーブだ。
冬も枯れないし、虫もほとんど付かないし、個人的にかなりおすすめだ。ただし、選定を兼ねて収穫していかないと木化して姿が不格好になる。私の場合は年中使うので問題ないが、不格好に間延びしたローズマリーのある庭を街中でよく見かける。
地中海原産だから我が家の敷地の中では水はけ日当たりが最も良好な1等地に植えた。
ミント
昨年の初夏に鉢植えでもらい、8月まで収穫した。ミントティーやミントのお風呂は夏の間のリフレッシュ法だが、これだけは地植えにすると地下茎で際限なく増えるので鉢植え推奨。でも、頑丈と言われているミントなのに鉢が小さかったのかあまり元気がなくすぐに枯れたのは残念だった。写真は頂き物の元気なミント。金属製のボウルやバットに入れて冷蔵庫に入れておくと1か月近くもつ。
このミントを使い自宅でモヒートも何度も楽しんだ。
パクチー
昨年の初夏に植えて8月頃まで収穫した。
そんなに頻繁に使うわけではないけれどエスニック料理には欠かせない。枯れた後は種を採取できたらしいのだが、試さずじまいだった。
チャービル
昨年の初夏に植えて9月頃まで収穫した。オーブン料理の仕上げに添えたりサラダに使ったり大活躍した。ちなみに猫にも大好評。今年も良い苗が手に入れば植えたい。
ミニトマト
昨年の初夏に植えて9月頃まで収穫できた。誘引と摘芽がかなり面倒くさかった。でも、お弁当のおかずやミニトマトのパスタなど何かと便利だった。一応家庭菜園の初心者向けの野菜なのに結構面倒くさいと感じてしまったので、今年も植えるかは保留。
バジル
昨年の初夏に植えて9月頃まで収穫できた。バジルとトマト、青じそはコンパニオンプランツなので隣同士に植えたのだが、普通に虫食いだらけになった。
バジルは過熱に弱いハーブで、パスタやピザの仕上げに載せたりカプレーゼに使うという定番的な使い方をしたのだが、見た目的にも虫食いの葉は使いたくなかったので思ったより活用できなかった。
青じそ
昨年の初夏に植えてから9月頃まで収穫できた。けっこう虫に食われたが、まずまず収穫できた。冷ややっこやサラダ、混ぜご飯の仕上げなど活躍した。こぼれ種で翌年も出てくることがあるようなので、何もせず復活を遂げることをうっすら期待している。
いちご
昨年の初夏に植えて7月頃収穫した。
受粉が必要とのことで花が咲いたら刷毛を片手にこちょこちょとやったのだが、それでも無事に実ったのは3粒か4粒だった。味も甘酸っぱくて市販のいちごとは別物だった。
面倒だった割に収穫が少なかったのでもうやらない。でも、花壇にいちごが植わっているのを見ると可愛らしい。
ピーマン
昨年の初夏に植え付けたが実らなかった。がっかりだ。
スイスチャード
去年の初夏に植えて8月まで収穫した。こちらも初心者向けの野菜。色がカラフルだし栄養価も高いので今年も植えたい。
ニラ
昨年初夏に鉢植えで300円で購入し、移し替えるのも面倒なのでそのまま放置しているのだが、切っても切っても収穫できるので最高だ。スーパーのものと比べると少し細いが、だし巻き卵の具材や薬味として大活躍している。野ざらしなので水やりも雨に任せていて、液肥も新しいものを植え付けた時のついで程度だが、まだまだ収穫できる。私の性格を知ってか、通っている直売所のお姉さんから購入をやたら勧められただけある。
おすすめのガーデニング用品
じょうろ
普段は水やりもせずにほったらかしだが、液肥を溶かしたり、植え付けの時に使う。見た目が大好きなイギリスのホーズのじょうろ。
どうも私はこの色が好きなようだ。キッチンしかり。バスルームの壁の色しかり。
トーマスくん
コーラのような色をした、無臭の肥料。なんと古い土を再利用できてしまう。これまでのところ、トーマス君を使って植えた花やハーブは皆とても元気だ。
ゴム手袋
縫い目のあるものは防水仕様でもすぐに水が入ってくる。
数枚目で辿り着いたのはガーデニングの本場イギリスのアウトドア用手袋。この手袋にかえてからは、雑草抜きも随分とやりやすくなった。
Mサイズしか選べなかったが、成人女性の私の手でややゆとりあり、夫の手も入る大きさだ。
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